妻を大切にしすぎてストーカー予備軍になっていた話

Uncategorized

ちょっと前まで、妻とギクシャクしていた時期があった。

原因は「価値観の違い」…なんだけど、正直最初は自分でも何がいけなかったのか全然わからなかった。自分なりに妻のことを思って動いていたつもりだったから。でもその「つもり」こそが問題だったんだと、妻の一言で気づかされた。

今日はその話を書こうと思う。同じようにパートナーのためを思って空回りしている人に、少しでも届いたらうれしい。


妻とギクシャクしていたあの頃

うちはステップファミリー。自分はパートナーの子どもを連れての結婚で、最初からいろんな課題を抱えながらスタートした家族だった。

だから自分は「妻を支えなければ」「妻が安心して生活できるようにしたい」という気持ちが人一倍強かったと思う。それ自体は悪いことじゃないと今でも思っている。

ただ、いつの頃からか妻の表情が曇ることが増えてきた。会話が減って、なんとなく空気が重い。自分は焦って「何かしてあげなければ」とさらに妻中心に動くようになっていった。これが完全に悪循環だった。


「妻のため」は本当に妻のためだったのか

先回りしすぎていた

妻が疲れていそうだったら、聞く前に飲み物を用意する。妻が何か言いかけたら、先に「こういうこと?」と答える。妻のスケジュールを把握して、先に段取りを組んでおく。全部「妻のため」のつもりだった。でも実際は、妻が自分で考えて動く前に自分が介入しまくっていたわけだ。

家事の「先取り」も逆効果だった

妻の家事負担を減らそうと、気づいたことを片っ端からやっていた。洗い物、洗濯、掃除。良かれと思ってやったことが、妻の「自分でやりたい」という気持ちを奪っていた。妻から言われたのは「私のタイミングでできないから、それもストレスなんだよ」という言葉だった。

最初はちょっと意味がわからなかった。手伝っているのに、なんでストレスになるんだろうって。

でもよく考えたら、妻には妻のペースがある。「今日はこの順番でやろう」という自分なりのリズムがあって、それを自分が勝手に崩していたわけだ。


妻の一言「本当に大切にしているなら、そっとしておいて」

ある日、ついに妻からはっきり言われた。

「本当に大切にしているなら、そっとしておいて」

大切にしているからこそ動いていたのに、と最初はショックだった。でも妻の顔は真剣で、怒っているというよりも、心から疲れているように見えた。


「ストーカーみたいになるよ」でハッとした

しばらくして、妻がもう一言こう言った。

「今のままだったら、ストーカーみたいになるよ」

この一言は刺さった。愛情からきていても、受け取る側には「監視されている」「自由がない」「重い」と感じる。自分がやっていたことは、形こそ違えど構造は同じだった。妻の気持ちや意思よりも、自分の「してあげたい」という感情を優先していたんだ。


本気で謝罪した

気づいた瞬間、素直に謝った。言い訳なしで。

「ごめん。自分が妻のためにやっていると思い込んで、全然あなたの気持ちを見れていなかった」

妻は「わかってくれたらいい」と言ってくれた。それだけで十分だった。

妻はその後、「もっと自分のペースを大事にしてほしい」とも言ってくれた。パートナーのためにと思って自分を後回しにすることが、結果的に関係をおかしくしているって。自分の「妻が基準」という生き方そのものを、心配してくれていたんだと思う。


自分を大事にすることは、相手を大事にすること

この経験で一番大きな気づきは、これだった。

自分を大事にすることは、相手を大事にすることでもある。

自分のペースを後回しにして相手中心に動き続けると、知らず知らず「これだけやっているんだから」という感情が積み重なる。それが重さになって相手に伝わる。自分が満たされていないと、相手を本当の意味で大事にすることはできないんだと思った。


今の我が家のスタイル

  • 頼まれたことだけやる — 頼まれていないことを勝手にやるのはやめた
  • まず自分がどうしたいかを考える — 「妻はどうすれば喜ぶか」より先に「自分はどうしたいか」を基準にする
  • 妻のペースを尊重する — 妻が動いているときに割り込まない

シンプルなことだけど、これだけで家の空気がだいぶ変わった。


まとめ

「大切にする」って、自分の気持ちを押しつけることじゃないんだなと学んだ。相手が求めているときに動く。それだけでいい。

ステップファミリーって、うまくやろうとする気持ちが強くなりがちだと思う。でも力みすぎると、かえって相手を苦しめることがある。

妻がストレートに言ってくれなかったら、今も気づかずに同じことを繰り返していたと思う。犯罪者予備軍から救い出してくれた妻に、本当に感謝している。

コメント

タイトルとURLをコピーしました