継子の反抗期は、継父として認められた証だった

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反抗期がくるのは、子育てがうまくいっている証拠。

誰かにそう言われたとき、最初はあまりピンとこなかった。でも実際に長男と次男の反抗期を経験して、今はその言葉の意味が骨の髄までわかる気がしている。

最初は何でも聞いていた

ステップファミリーになりたての頃、子どもたちは俺の言うことをよく聞いていた。

「ご飯やで」と声をかければすぐ来る。「片付けといて」と言えば動く。今思えば、あれは「聞いていた」んじゃなくて「様子を見ていた」んだと思う。

新しく家族になった大人を、子どもなりに観察していた時期だったんだろう。

「おん」と「後で」が増えてきた

それがいつの頃からか、返事が変わってきた。

「ご飯やで」→「おん」

「片付けといて」→「後で」

そして後で片付いていないのはお約束だ。日常会話で話しかけても返事なし。何か聞けばちょっとイライラした感じで返ってくる。

普通に考えたら「なんやねん」と思う場面だ。

でも俺は、そのとき妙に嬉しくなっていた。

反抗期は、子育てできてる証拠

誰から聞いたかは覚えていないけど、こんな言葉が頭に残っていた。

「反抗期がくるのは、子育てがちゃんとできている証拠」

反抗期って、子どもが親を「安全な存在」だと認識したときにしか起きない。本当に信頼していない相手には、反抗すらしない。ただ距離を置くだけだ。

「おん」とか「後で」とか、イラついた返事を返してくるのは、俺のことをそれだけ近い存在だと思っているからだ。そう思ったら、あの態度がまったく違って見えてきた。

「はいはい、また父ちゃんがなんかゆーとる」

今の長男と次男は、俺が何か言うと明らかに「またか」という顔をする。

聞いてるのか聞いてないのかわからない返事をして、自分のペースで動く。完全に「はいはい、また父ちゃんがなんかゆーとるわ」モードだ。

これが最高に嬉しい。

最初の頃の、ちゃんと言うことを聞いてくれていた時期より、ずっと深いところで家族になれた気がする。

遠慮がなくなったということだ。気を使わなくてよくなったということだ。俺のことを「父ちゃん」として、完全にポジションが定まったということだ。

継父として関わるとき、一番大事なこと

反抗期の継子にどう関わればいいか、と悩む人もいると思う。

俺が思うのは、無理に正面突破しなくていい、ということだ。

「おん」で返してきたとき、そこで怒ってもしょうがない。「後で」と言われたら、少し待てばいい。イライラした返事が来ても、それをそのまま受け止める。

大事なのは、反抗されても関係を切らないことだ。

何を言ってきても、どんな態度をとられても、「俺はここにおるで」という姿勢を崩さない。それだけで十分だと思っている。

子どもは見ている。反抗しても離れていかない大人のことを、ちゃんと見ている。

まとめ:「おん」は最高の返事だった

継子に反抗期がきたとき、それは関係が深まったサインだ。

最初の頃みたいに何でも素直に聞いてくれる関係より、「後で」「おん」「聞いてませんよバリの返し」をしてくる関係の方が、ずっとリアルな親子だと俺は思う。

血がつながっていなくても、一緒に暮らして、ご飯を食べて、たまに怒って、たまに無視されて。そういう日常の積み重ねが、本物の家族を作っていく。

「はいはい、また父ちゃんがなんかゆーとるわ」

その態度が出てきたら、こっそりガッツポーズしていい。それは継父として、確かに認められた瞬間だから。

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