「養子縁組、するかしないか」「するなら、いつがいいのか」
子連れ再婚を考えているとき、この問いは必ずついてくる。ぼく自身も悩んだ。でも最終的に、再婚と同時に養子縁組をするという決断をした。
この記事では、継父として実際に養子縁組を経験したリアルな話を書いていく。手続きのこと、子供たちの反応、妻との話し合い、そして今振り返ってどう思うか。同じ悩みを抱えている人の参考になれば嬉しい。
妻は「反対でもなく、乗り気でもない」という微妙なスタンス
正直に言うと、最初から夫婦でスムーズに意見が一致したわけじゃない。
妻は養子縁組について、反対でもなく、かといって積極的に進めたいわけでもない、という微妙なスタンスだった。「どちらでもいい」に近い感じ。
一方でぼくの中には、覚悟に近いものがあった。この子たちの父親になると決めたなら、形としても責任を持ちたい。そういう気持ちだった。
妻にその思いを丁寧に説明して、最終的に「じゃあそうしよう」という形で合意した。養子縁組をするかどうかは夫婦でしっかり話し合って決めることが大事だと思う。どちらかが納得していないまま進めると、後でしこりが残る。
手続き自体はスムーズだった
「養子縁組の手続きって複雑そう」と思っていたが、実際はそれほど大変ではなかった。
必要書類を揃えて役所に提出する、という流れで、特につまずくことなくスムーズに完了した。事前にネットで調べておいたこともあって、当日は特に困ることもなかった。
もちろん家庭の状況によって異なる場合もあるので、事前に役所に確認しておくのがベターだと思う。
子供たちの反応――不安とワクワクが混ざっていた
養子縁組をすると、子供たちの苗字が変わる。
このことを子供たちに説明したとき、最初に出てきたのは不安だった。
「学校で名前を書くとき間違えそう」「友達にいっぱい聞かれるかも」――そういう現実的な心配が先に来た。子供たちにとって苗字が変わるというのは、日常生活に直結する大きな変化だ。その不安は当然だと思う。
でも、よく見ていると、不安だけじゃなかった。どこかで苗字が変わることへのワクワク感も見えていた。新しい名前になるという、ある種の特別感。あの複雑な表情は今でも覚えている。
再婚と同時にしてよかったと思う理由
今振り返っても、再婚と同時に養子縁組してよかったと思っている。
一番の理由は、より一層「家族になった」という実感が持てたこと。再婚だけでも家族になるけれど、養子縁組を同時にすることで、覚悟が形になった感じがした。
もう一つは、父親としての責任感をいい意味で感じられたこと。この子たちの父親として法的にも認められたということが、自分の中の軸になった。「ちゃんとしなきゃ」という気持ちが、プレッシャーじゃなくポジティブな力として働いた。
ただし、甘く見るのはよくない
一方で、「養子縁組さえすれば大丈夫」とは絶対に思わないようにしている。
形が整っただけで、関係が自動的によくなるわけじゃない。苗字が同じになっても、心の距離は別の話だ。養子縁組はあくまで出発点であって、そこから日々の関わりを積み重ねていくことの方がずっと大事だとぼくは思っている。
養子縁組を再婚と同時にするかどうかは、家庭によって正解が違う。関係が十分に築けてから行う方がいいケースもあるし、ぼくのように覚悟を持って同時にする選択もある。どちらが正解かは、その家族にしかわからない。
まとめ――養子縁組のタイミングに迷っている人へ
- 養子縁組するかどうかは、夫婦でしっかり話し合って決める
- 手続き自体は思ったより複雑ではない。事前に役所で確認しておくと安心
- 子供たちには丁寧に説明する。不安とワクワクが混ざるのは自然なこと
- 再婚と同時にすることで、覚悟と責任感が形になるというメリットがある
- ただし養子縁組は出発点。その後の関係づくりの方がずっと大事
- タイミングは家庭によって違う。自分たちに合った選択をすることが一番
養子縁組を迷っているなら、まず「なぜしたいのか・なぜしたくないのか」を夫婦で言葉にしてみるといい。その対話の中に、自分たちの答えがある。


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